こんにちは、まるです.
ご無沙汰しております!!
かなり久しぶりの更新に
なってしまいました…
(日々の生活の潤いのためにも
スケート自体には相変わらず
浸かる日々を送っておりました)
今回は
- ちょび髭&帽子&ステッキ
- コミカルでドタバタ感のある動き
…といえば!
チャールズ・チャップリンの
楽曲とおすすめプログラム
を紹介します!

見ているだけで
楽しい気持ちになる
プログラムが多いので、
大好きな曲です!
多くの選手に使われてきた
音楽なので、以下の
3回に分けて紹介していきます♩
第1回 メドレー (2018〜)
第2回 メドレー (〜2017)
第3回 モダン・タイムズ&Smile
※ あくまで私の視点・感性を基準に
紹介していますので、ご参考までに;)
皆様それぞれの感じ方をお楽しみください♩
チャールズ・チャップリンと作品の概要
サー・チャールズ・スペンサー・チャップリン(Sir Charles Spencer “Charlie” Chaplin, KBE、1889年4月16日 – 1977年12月25日)は、イギリス出身の映画俳優、映画監督、脚本家、映画プロデューサー、作曲家である。 愛称は「チャーリー」。
ウィキペディア フリー百科事典より引用
映画の黎明期において、数々の傑作コメディ映画を作り上げ、「喜劇王」の異名をもつ。同年代に活躍したコメディアン、バスター・キートンやハロルド・ロイドと並び、「世界の三大喜劇王」と呼ばれる。チャップリンは、ハリウッドにおいて極めてマルチな才能を示した人物であり、徹底した完璧主義で知られていた。その作品は、笑いとユーモアの陰に鋭い社会諷刺、下町に生きる庶民の哀愁や怒り、涙までも描かれている。(中略)
チャップリンの最もよく知られている役柄は「小さな放浪者=The Little Tramp」である。窮屈な上着に、だぶだぶのズボンと大きすぎる靴(ドタ靴)、山高帽に竹のステッキといったいでたち。パーマ頭にチョビ髭の人物で、アヒルのように足を大きく広げてガニ股で歩く特徴をもつ。
あのチョビヒゲやガニ股が
印象的なチャップリン、
実は自身の映画の出演者
としてだけではなく、
監督にプロデュース、
脚本に作曲まで手がけていた
非常に多才な人物です。
フィギュアスケートとチャップリンの音楽
ここからは、私まるの
フィギュアスケート的な視点から
チャップリンの音楽を紹介します!
曲・音楽の解釈について
フィギュアスケートでは
チャップリンの数ある作品の
様々な曲が使用されています。
中でもよく使われるのは
吹奏楽のメドレー
“The Reel Chaplin: A Symphonic Adventure (Part 1, Part 2)”、
作品としては
- 『ライムライト(Limelight)』
・エターナリー (Eternally)
テリーのテーマ とも。 - 『モダン・タイムズ(Modern Times)』
・Je cherche après Titine
(ティティナ)
・Smile - 『ザ・キッド(The Kid)』
・His Morning Promnade
などが挙げられます。

特にSmileに関しては
様々な歌手のカバー曲があり、
歌い手によって全く雰囲気の
違う曲になっています!
\ 音楽の解釈 (IN)の解説はこちら /
振付・表現について
振付に関しては、
チャップリンで印象的な
ちょび髭や帽子、ステッキが
見えるような仕草や、
特徴的なガニ股の歩き方、
コミカルで不恰好な動作があると
”チャップリンらしさ”
がものすごく出ます。

表情や目線まで
作り込めると
雰囲気がかなり出ます!
また、曲によって音楽の雰囲気が
全然誓うので、
例えばスマイルではゆったりと優雅に、
ティティナではコミカルでリズミカルに、
とフレーズを意識して
動作を使い分けるのもポイントです。
\ パフォーマンス(PE)構成(CO)の解説はこちら /
おすすめプログラム
それではおすすめプログラムを
紹介していきます!

ルール的な観点も織り交ぜて
紹介していきます!
演技構成点の解説は \こちら/
各演技は
選手名 (英語) 年度 SP(またはFS)
等でYoutubeで検索してみてください♩
※ あくまで私の視点・感性を基準に
紹介していますので、ご参考までに;)
皆様それぞれの感じ方をお楽しみください♩
キーガン・メッシング 選手
Keegan Messing
2018-19シーズンFS
おすすめ演技…
★2019 4CC (四大陸選手権)★
最初の鐘の音が鳴ってからの10秒間で
彼の演じる世界に引き込まれました。
目線に表情、
キャラクターが見える動作や
絶妙なタイミングの取り方、
見ているだけでとても楽しいです。
そしてやはりこのスケーティング!!
とにかくブレードの傾きがすごいです。
深い深いエッジに乗って、
一歩でものすごく加速します!
(思わず2度見するくらいです)
スピード・加速については こちら
ここまで深いエッジに乗ったまま
プログラムを滑り通している選手は、
トップ選手の中でもそういません。
バランス感覚もずば抜けてるかと…!
また、エッジのコントロールで
音を表現している場面も
散りばめられています。

フィギュアスケートの表現が
スケーティング技術の上に
成り立つものだと改めて感じますね。
特に印象に残ったのは
- 冒頭の3Lz。
解説者の ”Fabulous.”に完全に同意。 - 全部ひっくるめて、見ていて
とにかく楽しい!わくわくする! - 音楽に合わせた
エッジ遊びの様な足元での表現
です!
ランス・ヴィポンドさん振付です。
佐藤洸彬 選手
Hiroaki Sato
2019-20シーズンSP
おすすめ演技…
★2019 Japanese Nationals★
(全日本選手権)
体幹から指先に至るまで、
全身で音楽の特徴や雰囲気を
繊細に、丁寧に表現しています。
冒頭の音楽が柔らかい部分と、
中盤のコミカルな部分、
フレーズ毎の表現の違いが楽しいです。
音楽も細かい音まで
繊細に取っているのがとても伝わります。
また、振付も必見です!
特にステップシークエンスでは
表情、目線、細かい動き一つ一つまで
非常に綿密に作り込まれていますし、
音楽にもばっちり合っています。
見た目にも楽しいこのステップ、
かなり体幹や足元に影響を与える動きが
組み込まれているので、
スケート技術的にも目を見張ります…
スケートと表現の技術が詰め込まれていますね。
特に印象に残ったのは
- 全身の使い方がとても細やかで丁寧
- 指先や首、細かい部分まで
コントロールできる選手なので、
動作が多彩 - ステップに入る直前の
ピボット〜ステップ
何度でも見れます!
です!
佐藤操さんの振付です。
あっという間の2分40秒でした!

今後もコーチとしてのご活躍が楽しみです!
ミハイル・コリヤダ 選手
Mikhail Kolyada
20018-19シーズンEX
おすすめ演技…
★2019 EX “Charlie Chaplin”★
とにかくパフォーマンスが最高です!
見ているだけで楽しい、
氷上のエンタメの世界げ広がります。
表情、視線、細かい動作や姿勢、
こうしたパフォーマンスの部分が
非常に素晴らしいです。
お手玉やステッキを使った動きなど、
氷上でバランスを取るのと
全く関係のない動作もそこら中に
散りばめられています。
見た目の10倍くらい難しい…はずです。
また、このパフォーマンスは
高いスケーティング技術の上に
成り立っています。
ただ、もうあまりに自然に
音楽に溶け込みながら
滑りと演技を行なっているので、
技術関係なしにとにかく楽しめます!

終盤のアップライトスピンで
音楽を表現している部分も
印象的です!
コリヤダ選手は2019-20シーズンFSで
チャップリンメドレーを使用予定でしたが、
慢性副鼻腔炎の治療による休養で
おそらくお蔵入りになったため、
またの機会に見れることを
密かに期待しています!
この2019-20のFSを見たい方は
2019-2020 Mikhail Kolyada
FP Open Skates
で調べてみてください♩

正確で明確なエッジワークが
お手本のような
スケーティングです!
特に最後のステップの
両クラスター…美しや…
最後に
いかがでしたか?
どのチャップリンも
コミカルで見ているだけで
楽しい、元気な気持ちになれますね。
個人的には遊び要素を盛り込める
エキジビションで使ってほしい
音楽ランキング上位の音楽です!

同じ人物を表現しているからこそ、
演技から選手の個性やこだわりが
感じられますね〜。
次回は
チャップリンの音楽 第2弾!
〜2017年のチャップリンたち
を紹介予定です♩
こちらの プログラム使用曲集 には
フィギュアでよく使用される楽曲のリスト
を載せています!
各楽曲のおすすめプログラムを随時紹介予定です♩
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