こんにちは、まるです!
ミュージカル映画、
『ラ・ラ・ランド』。
ぱきっとしたブルーか黄色の衣装を見ると
「おっ、もしかして!」
とわくわくしませんか?
気分が乗らない時はよく
ラ・ラ・ランドのサントラを聞いて
気持ちを上げています!
ということで、
映画『ラ・ラ・ランド』の
曲の概要とおすすめプログラム
を2回にわたって紹介します!
第1回 女性選手の演技
第2回 男性選手の演技
※ あくまで私の視点・感性を基準に
紹介していますので、ご参考までに;)
皆様それぞれの感じ方をお楽しみください♩
映画『ラ・ラ・ランド』 の概要
『ラ・ラ・ランド』(英: La La Land)は、2016年に公開されたアメリカ合衆国のロマンティック・ミュージカル映画。俳優志望とピアニストの恋愛を描いた映画で、脚本・監督はデミアン・チャゼル、主演はライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが務めた。この映画のタイトルはロサンゼルスと「現実から遊離した精神状態」を意味する。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プロローグ・冬
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
舞台はロサンゼルス。渋滞の中に巻き込まれていたミアは女優の卵で、車中で台詞を覚えようとするが、後続車を運転していたセブに煽られて悪態をつく。ハリウッドにあるワーナー・ブラザースの撮影所でカフェ店員として働きつつ夢を追うミアだが、オーディションの結果は散々で、一向に役はもらえない。一方のセブはジャズピアニストで、歴史ある店が売れないジャズを諦める現状を嘆き、古き良きジャズを愛でる自分の店を開く夢を持つが、実際には姉ローラにも身を固めるよう諭される始末である。
ある日オーディションに落ちたミアは、ルームメイトに誘われ、クリスマス・パーティに参加することになる (“Someone in the Crowd”) 。顔を売るための出席だったが思うようには行かず、挙げ句車がレッカーされてしまったミアは、夜道を歩いて帰路につく。通りかかったバーから偶然聞こえてきた音楽 (“Mia & Sebastian’s Theme”) に惹かれてレストランへ入る。 音の主は高速道路で煽ってきたセブで、ミアは曲に惚れ込んで声を掛けようとするが、契約通りの曲を弾かなかったことで解雇されたセブは、彼女を邪険に扱って店を出る。
春
ミアは相変わらずオーディションを受け続けている。ある日パーティに参加した彼女は、バンドでa-haの『テイク・オン・ミー』を演奏するセブを見つけ、フロック・オブ・シーガルズの “I Ran (So Far Away)”をリクエストするが、本物のアーティストと自負するセブはこの選曲に憤慨する。ミアは纏わり付く脚本家を振り切ろうと、セブと一緒にパーティ会場を離れるが、近くには自分と同じプリウスが大量に駐車されていて自分の車を見つけられない。ミアの車を探して坂にさしかかったふたりは、夕焼けの美しさを前に、恋が始まりそうなふたりならどんなにロマンチックか語り合う (“A Lovely Night”) 。
数日後、セブは撮影所に忍び込み、仕事上がりのミアとふたりで中をうろつきながら、互いの身の上や夢を語り合う。その中でミアは「ジャズが嫌いだ」と話し、セブは本物のジャズを教えるとクラブへ連れて行く (“Herman’s Habit”) 。ふたりはミアの後学のため『理由なき反抗』のリバイバル上映を観に行く約束をして分かれ、その後セブは埠頭でひとり “City of Stars” を歌う。
ふたりの約束の日、ミアはボーイフレンドとの先約をすっかり忘れていた。ミアは仕方なく食事会に向かう。浮かない食事の最中に彼女の耳に聞こえてきたのはBGMとして流れていたMia & Sebastian’s Theme。 彼女はボーイフレンドに別れを告げ、セブの待つ映画館へ向かう。トラブルから上映は途中で終わるが、その後ふたりは映画のロケ地にもなったグリフィス天文台を訪れてワルツを踊り、ふたりの交際が始まる (“Planetarium”) 。夏
ふたりはデートを重ね、同棲するアパートで互いに夢を追いながら “City of Stars” をデュエットする[。関係は良好だったが、セブは店の資金がなく、ミアは女優としてのチャンスをつかめずにいた。セブの助言を受けてミアは一人芝居の脚本を書き始める。また、ミアはセブの店のロゴを「Seb’s」にしようと語るが、チャーリー・パーカーを敬愛するセブは「Chicken On A Stick」[20]がいいと譲らない。同時期、セブはジャズバーで旧友キース(演:ジョン・レジェンド)と再会してバンド加入の誘いを受ける。しかし、二人の音楽には方針の不和があった。キースのバンドはジャズにロックやダンスミュージックなどを融合させた斬新な音楽だったため、古き良きジャズを好むセブは違和感を抱く。キースは「ジャズを守りたいのなら、まずは聞いてもらわなくてはいけない。セブが敬愛するチャーリー・パーカーやマイルス・デイヴィスはジャズに革命を起こし、過去を変えた人達ではないのか。それなのにセブは過去に囚われすぎている」と語る。キースの考えを否定できず、店の資金のためもあり、バンドへ加入する。ライブを訪れたミアは、バンドの曲 “Start a Fire”がセブの求める音楽ではないと気付くが、バンドは大成功し、ふたりの生活はすれ違うようになる。秋
セブとキースのバンドはツアーに繰り出し各地を飛び回る生活だが、一方のミアは、アパートに残って一人芝居の準備に取り掛かっていた。ある日ミアがアパートに帰ると、彼女を驚かせようと帰ってきたセブがいる。ミアと共に過ごしたいセブはツアーに同行しないか聞くが、公演が目前に迫っているミアはこれを断る。ミアはさらに、自分の店を開く夢はどうなったのか、バンドの音楽は本当にやりたい音楽なのかを問いただす。ふたりは口論になりミアはアパートを飛び出す。
ミアの公演当日、セブは忘れていた雑誌撮影があることを知らされる。公演の客入りはまばらで、終演後に酷評を聞いたミアは故郷ボウルダー・シティ(英語版)に帰ることを決意する。セブも撮影を途中で切り上げて劇場へ向かうが、終演には間に合わず、ミアには夢の終わりを告げられる。
数日後、セブはキャスティング担当者からミアの舞台が目にとまったと知らせを受け、ミアの話を元に彼女の実家を訪れてオーディションに行くよう説得する。ミアはオーディションでおばの話を引きつつ、夢追い人の素晴らしさを語る (“Audition (The Fools Who Dream)”) 。オーディション後、かつて訪れた坂にたどり着いたふたりは、互いに愛し合っていることを確認し、夢にあふれた未来を語る。エピローグ・5年後の冬
ミアは大女優になり、娘もいる母親だが、その父親はセブではない。一方のセブは夢を叶えて、古き良きジャズを愛でる自分の店を開いていた。ある夜、夫と共に出かけたミアは、プロローグ同様に渋滞に巻き込まれ、高速道路を降りて偶然セブのバーに入る。ミアは店名とロゴがかつて自分が考えたものだと気付き、セブも客にミアがいると気付いて、ミアが最初に惚れ込んだ曲 (“Mia & Sebastian’s Theme”) を弾き始める。曲の始まりと共に、セブとミアが結ばれていた場合のパラレルワールド的な5年間が、映画を振り返る走馬燈のように描かれる (“Epilogue”) 。曲が終わったところでミア夫妻は店を出るが、最後にふたりは、互いの気持ちを理解するように見つめ合いそれぞれの生活に戻って行った。
ストーリーも音楽も
大好きな映画です。
フィギュアスケートと映画『ラ・ラ・ランド』
ここからは、私まるの
フィギュアスケート的な視点から
映画『ラ・ラ・ランド』を紹介します!
曲・音楽の解釈について
シーン毎に様々な音楽がありますが、
女性選手はミアのシーンを、
男性選手はセブのシーンを、
そして2人のシーンはどの選手も
使う方が多い印象です。

どの曲も主役級で素敵なので、
編曲や組み合わせも多様です!
以下、主観による分類です。
★ 女性選手によく使われる曲
・Someone In The Crowd
・Audition
★ 男性選手によく使われる曲
・A Lovely Night
・City Of Stars
★ 全般的によく使われる曲
・Another Day of Sun
・Planetarium
・Summer Montage / Madeline
・Epilogue など
よく見る女性選手の
青の衣装は “Someone In The Crowd” 、
黄色の衣装は “A Lovely Night”
のシーンに出てきます。
振付・表現について
それぞれのシーンによって
音楽がガラリと変わるので、
動作や表情でフレーズ毎の雰囲気を
演じ分けるのがポイントです。
また、映画もストーリーも
よく知る人が多いので、
(特にスケートをよく見る人)
ただ音楽に合わせた動きをするのではなく
『こういうキャラクターを演じたい!』
という目的を振付や表現に反映できると、
なお良いと思います。

ただ音楽に合わせてるだけなのか、
それとも感情をのせたり
演じたりしているのか。
全く違う演技になります!
おすすめプログラム
それでは早速おすすめプログラムを
紹介していきます!

ルール的な観点も織り交ぜて
紹介していきます!
演技構成点の解説は \こちら/
各演技は
選手名 (英語) 年度 SP(またはFS)
等でYoutubeで検索してみてください♩
※ あくまで私の視点・感性を基準に
紹介していますので、ご参考までに;)
皆様それぞれの感じ方をお楽しみください♩
本田真凜 選手
Marin Honda
2019-21シーズンFS
おすすめ演技…
★2019 SKATE CANADA★
どの瞬間を切り取っても美しく、
シーン毎に変わる動作、目線、表情。
本田選手の秀でた音楽表現と
感性が光る、華やかな演技です。
一つ一つの動作や姿勢が
とてもしなやかで美しく、
どの瞬間を切り取っても絵になります。
そして音楽に合った絶妙な目線や表情、
指先に至るまでの細やかな表現動作。
音楽の細かいニュアンスを捉える感性と、
感性を動作や表情に反映するフィネス。
練習だけではなかなか身につかない、
彼女の唯一無二の感性と表現力が
光っているように感じます。

「フィネスの利用」とはまさにこの事!
動作や表情の美しさやめりはりはPEで
フィネスや音楽の表現に関しては
主にINで評価されます♫
また、本田選手は
表現面だけでなくスケーティング、
特にエッジコントロールが上手いです!
左右、フォアバック・インアウトの
エッジの切り替えがスムーズで、
押さずともスーッと進みます。
\スケーティングの評価基準/と
\スケーティングが上手い人の共通点/
については上記の記事もご覧ください♫
ローリー・ニコルさんの振り付けです。
川畑和愛 選手
Tomoe Kawabata
2017-18シーズンFS
おすすめ演技…
★2017 全日本選手権★
長い手足を活かした動作と
終始落ちないスピードで、
音楽に合わせリンクを大きく使っています。
最後のステップは必見です!
長い手足を活かして
空間を大きく使っているのと同時に、
終始落ちないスピードで
氷面も大きく使っています。

リンクが他の選手と比べて
一回り小さく見えます…!
また、音楽のフレーズに合わせて
動作や表情を変えることで
明るくパワフルな雰囲気や
柔らかな雰囲気を表現し分けています。
氷面・空間の活用や演技の雰囲気は
COで評価されます。
スピードが速いだけでなく、
そのスピードのまま跳ぶ
高さ・幅のあるジャンプも
この選手の武器の一つです。
特に印象に残ったのは
- 最後のステップシークエンス
見ているこちらの楽しくなって - ぐいぐい引き込まれます
- 後半の3Lz+3Lo です!
都築奈加子さんの振付です。
アシュリー・ワグナー 選手
Ashley Wagner
2017-18シーズンFS
おすすめ演技…
★2018 national FS★
(全米選手権)
情感あふれる表情、目線、
動き一つ一つ、
そしてスピード感までもが
音楽と組み合わさった
ドラマティックな演技です。
表情や目線、呼吸の使い方、
音楽のフレーズに合わせた
緩急のある全身の使い方から作られる
演技全体の空気感・雰囲気。
彼女の動きが音楽をより
ドラマティックにしているとさえ感じます。
画面越しでもぐいぐい引き込まれます!
さすがとしか言えません。

「エモーショナルなスケーティング」
という解説者の表現がしっくりきます。
また、ミスがほぼない事に加えて
最後まで動作のキレやスピードが
落ちません。
特に印象に残っているのは
- クライマックスのコレオシークエンス
スピードも感情表現もあふれます! - スピードを活かした流れのある
ダイナミックなジャンプ - ジャンプが演技に溶け込む、
着氷後の美しいトランジション
です。
シェイ=リーン・ボーンさんの振付です。
最後に
いかがでしたか?
「夢追い人」を描くラ・ラ・ランド。
映画の様々なシーンに
それぞれの選手の思いが重なると、
演じるというよりも選手自身が
物語の主人公であるように感じますね。
次回は
映画『ラ・ラ・ランド』
〜Gentlemen Ver.〜
を紹介予定です♩
女性選手とはまた違った
魅力が楽しめます!
こちらの プログラム使用曲集 には
フィギュアでよく使用される楽曲のリスト
を載せています!
各楽曲のおすすめプログラムを随時紹介予定です♩