【演技紹介No.11】チャップリンの映画『モダン・タイムズ』& 楽曲”Smile” 〜

こんにちは、まるです!

元スケーターなので、
暑すぎる日々にバテかけています。

※ 食欲は平常通りです。
※ ただの言い訳です。寒すぎるのも苦手です。


今回は
チャールズ・チャップリンの楽曲
中でも、かの有名な

  • 映画『モダン・タイムズ』
  • ”Smile”

のおすすめプログラムを紹介します!

“Smile” は様々なアーティストによる
アレンジも楽しめます!


チャップリンの音楽は
多くの選手に使われてきた
楽曲なので、以下の
3回に分けて紹介しています♩
(クリックでリンクに飛べます)


第1回 メドレー (2018〜)
第2回 メドレー (〜2017)
第3回 映画『モダン・タイムズ』
    & 楽曲 “Smile”

※ あくまで私の視点・感性を基準に
 紹介していますので、ご参考までに;)
 皆様それぞれの感じ方をお楽しみください

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映画『モダン・タイムズ』と楽曲 ”Smile” の概要

『モダン・タイムス』(Modern Times)は、1936年のアメリカ映画。チャーリー・チャップリンが監督・製作・脚本・作曲を担当した喜劇映画で、彼の代表作のひとつである。(中略)

概要
資本主義社会や機械文明を題材に取った作品で、労働者の個人の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっている世の中を笑いで表現している。自動給食マシーンの実験台にされるシーンや、チャップリンが歯車に巻き込まれるシーン、ラストのチャップリンとヒロインが手をつないで道を歩いてゆくシーンなどが有名である。

ウィキペディア フリー百科事典より引用

  • チャールズ・チャップリンと
    彼のその他の作品の概要
  • フィギュアスケート的な
    観点での曲紹介

については、こちらの記事で
詳しく紹介しています♩

フィギュアスケートと映画『モダン・タイムズ』と ”Smile”

ここからは、私まるの
フィギュアスケート的な視点から
紹介します!

曲について

フィギュアスケートでは
チャップリンの数ある代表曲の
メドレーが使われる事も多いですが、
映画『モダン・タイムズ』の中では

  • Je cherche après Titine
    (ティティナ)
  • Smile


の2曲は非常によく使われます。

中でも”Smile”は
マイケル・ジャクソンや
ナタリーコール、上白石萌音など、
数々のアーティストによって
カバー・アレンジされています。

歌い手によって
全く雰囲気の違う曲に
なっています!

音楽の解釈 (IN)の解説はこちら /

おすすめプログラム

早速おすすめプログラムを
紹介していきます!

ルール的な観点も織り交ぜて
紹介していきます!
演技構成点の解説は \こちら/

各演技は
選手名 (英語) 年度 SP(またはFS)
等でYoutubeで検索してみてください♩


※ あくまで私の視点・感性を基準に
 紹介していますので、ご参考までに;)
 皆様それぞれの感じ方をお楽しみください♩

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本田真凜 選手

Marin Honda
2016-17シーズンSP
おすすめ演技
2016 Japanese Nationals SP
(全日本選手権)

★使用曲★

“Smile”
アーティスト:Nana Mouskouri
アルバム:Falling In Love Again (1993)

伸びやかなスケーティングに
持ち前の表現力で、見る人を
明るく華やかな世界に引き込みます。

スケーティングは
エッジコントロールが素晴らしく、
イン・アウトの切り替えが
とてもクリーンでスムーズ
です。
また、一歩が非常に伸びやか
思わず見とれてしまいます!
SSで主に評価されます♩

膝の使い方と体重移動、
足を換えた直後に
エッジの一番いい位置に
乗るのが上手です!


また、表現に関しては
明るく柔らかい音楽の雰囲気を
体の動かし方だけでなく、
呼吸や間の取り方、
力の抜き方なども
コントロール
しながら、
巧みに表現しています。

本田選手はこうした
空気感や雰囲気を表現するのが
とても上手ですよね。
CO, IN で主に評価されます

持ち前の華やかさは
このような細やかな
表現の技術の賜物だと感じます


特に印象的だったのは

  • 中盤のFCSp直後〜ステップ前までの
    音に合わせて軽やかに、
    華やかに表現する部分
  • ステップシークエンス冒頭〜中盤の
    エッジの傾きだけでぐんぐん進む部分
  • 一つ一つのポジションや姿勢が指先まで美しい

です!

マリナ・ズエワさんの振付です。

ハビエル・フェルナンデス選手

Javier Fernandez
2017-18シーズンSP
おすすめ演技
PyeonChang 2018
(2018 平昌オリンピック)

★使用曲★

映画『モダン・タイムズ』より

スピード感、ダイナミックさ、
体幹のバランス力を活かした細やかな表現。
様々なスケートの技術が
このプログラムに凝縮されています。


全体を通して非常にスピードがあり、
また所々で全身をダイナミックに
使った動きが組み込まれているので、
リンク全体を広く、
空間を大きく使っています。

SSCOで主に評価されます

また、その一方で
音楽に合わせながら
体幹を細かく使ったコミカルな動きや、
曲調に合ったリズミカルなクロスなど、
繊細な表現も散りばめられています。
PEINで主に評価されます


特にステップでは、
ドタバタ感を表現するべく
フリーレッグを遊ばせたり、
上半身をブレさせたりと、
あえてスケート的に不自然で
バランスが悪い動きを
所々で取り入れていれています。

体幹バランスに大きく影響するので、
かえってコントロールが難しい動きです!


オリンピック本番で
これだけ完成度の高い演技…
練習の成果と揺るぎない自信を感じます。
かっこいいです!!


デヴィッド・ウィルソンさんの振付です。

2012-13 FSのチャップリン・メドレーとは
また違った雰囲気の演技に仕上がっています。
ぜひ見比べてみてください♩

浅田真央 選手

Mao Asada
2013-14シーズン EX
おすすめ演技
2013 NHK杯 EX

★使用曲★

“Smile / What a Wonderful World”
アーティスト:IMA
アルバム:smile (2013)

1つのプログラムの中で
様々な表情や表現、
キャラクターが楽しめます。


3分半の中で
くるくる変わる表情や雰囲気
引き込まれます!

艶っぽさとあどけなさ、
重厚感と軽やかさ、
ダイナミックさと繊細さなど、
相反する表現が
詰め込まれているように感じられ、
見ていて全く飽きません。
終始わくわくします!

さすがの表現力としか
言いようがありません…

見る人の心を掴んで笑顔にする、
明るさや希望のムードに満ちた
”Smile”の曲名を体現する

プログラムだと感じます。


特に印象的だったのは

  • Light ! の音に合わせた
    深いエッジのスイングロール
  • 一つ一つのポジション、
    ターンや滑りの美しさ

です!

ローリー・ニコルさんの振付です。

最後に

いかがでしたか?

“Smile”の曲名通り、
指先からキラキラした幸せの粒子が
振りまかれているような
明るく華やかな演技に、
思わず笑顔になりますね。


次回の紹介曲は検討中です!
決まり次第Twitter等で告知します:) ♩

こちらの プログラム使用曲集 には
フィギュアでよく使用される楽曲のリスト

を載せています!
各楽曲のおすすめプログラムを随時紹介予定です♩

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